2008年04月29日

まり菊石けんのお試しサンプルが入荷しました。



 早くもG.W.です。
 みなさまいかがお過ごしでしょうか。
 こんにちは、秘書でございます。

 わたくしごとですが、
 4月29日の祝日が「みどりの日」から
 「昭和の日」に変わったのを
 今年になって知りました。
 実は2007年から「みどりの日」は
 5月4日に変わっていたのですね…。



 さて、表題の通り
 みなさまからご要望の声を多くいただいていた
 まり菊石けんの試供品がやっと手元に参りました。

 まり菊のオリジナル泡立てネットと合わせて使うことで
 2週間ほどご使用いただけるサンプルとなっております。

 ご希望のお客さまは、本店へお越しくださるか、
 ハガキにて、ご応募ください。
 応募方法は当店HPをご覧くださいませ。





 5月2日には有楽町・阪急百貨店での催事にて
 泡立てネットをご購入いただいたお客様に
 お渡しする予定でございます。
 お近くのみなさまは、この機会をお見逃しなく。




当日は、社長引率の下、
祇園甲部の可愛らしい舞妓さん
「孝寿々」さんと、「孝真理」さん、
まり菊本店の店長とわたくし秘書が現地入りし、
催事のお手伝いをさせていただきます。
舞妓の暮らしぶりを知ることができる
トークショーも予定されていますので
是非お立ち寄りくださいませ。



舞妓の暮らしといえば――。
明日で「都をどり」も楽日を迎え、
その後5~6日ほどは芸舞妓さんの休暇となります。
舞妓さんの休日は月に2日。
そんな彼女たちの連休は
「都をどり」の後と、夏に3~4日
年末年始に10日ほどというから大変です。

そのため、G.W.の祇園はいつもよりも
どこかひっそりとした空気に包まれます。
ですから、連休中に観光で訪れる方は
偶然、芸舞妓さんに会える可能性が
低いと思われますが、
新緑の花街散策をお楽しみくださいませ。

みなさまに、光り輝く連休を――。


                           秘書 涼子  


2008年04月22日

都をどり

夕暮れには少々寒さが残るものの
葉桜の新緑が目に眩しくなってまいりました。
こんにちは、秘書でございます。

先日、しっとりと降り続く雨の中
「都をどり」を拝見しに歌舞練場へ向かいました。
チケットは社長手配ですので
入口で「かつ村です」と告げて
スムーズに座席券と茶席券を受け取ります。

雫に濡れる庭園を眺めた後
お茶席へ移動し、「とらや」さんの生菓子と一緒に



芸妓さんが点ててくださるお抹茶をいただきます。

一方通行の通路を進んで、座席表を確認。
わたくしの席は、1階9列21。
舞台に向かって右側の花道近くでございます。

久子ママ曰く、
「2階正面の1列目がよぉ観えますえ」。
地方、お囃子もバランスよく見ることができるとあって
意外な場所が特等席のようです。



「都をどり」といえば――。
全八景で構成されており、春からはじまり
夏、秋、冬、そしてまた春と
約1時間の公演の中で四季の移り変わりとともに
さまざまな物語が展開されていきます。
今年は、「源氏物語千年紀」ということもあって
「都今源氏面影」という演目でした。

わたくしは「第四景 五条辺夕顔棚」の
芸妓さんの夕顔柄のお着物と、源氏香の帯が
とても印象に残っております。

『ヨ~イヤサ~』の掛け声とともに
次々と花道に登場する芸舞妓さんの
華やかかつ優美な踊りと美しさに、
会場には思わず洩れた声やため息が満ちておりました。

総勢約60名の芸舞妓さんたちによる
豪華なフィナーレも見どころのひとつ。
ピタリと息の合った踊りにこそ
日々のお稽古の成果が光っているのです。

「都をどり」は今月30日まで。
ひとりでも多くの方に観ていただきたいものです。



                         秘書 涼子  


2008年04月15日

ちちんぷいぷい物産展

連日の雨模様で、随分と桜花も散り急いでおります。
こんにちは、秘書でございます。

祇園・辰巳神社界隈で最も桜が美しいのは
散った花びらが白川の水面を埋め尽くすとき。

それが、社長の持論です。
しかし、その奇跡のような風景は
なかなかお目にかかることができません。

残念ながら、今年は雨で流されてしまい
ピンクに染まった白川を眺めることは叶いませんでした。

来年こそは、と早くも期待を抱く今日この頃です。





世間がお花見に心弾む頃、まり菊本店は9~15日の一週間
阪急大阪うめだ本店の「ちちんぷいぷい物産展」に
出店させていただいておりました。



初日には、祇園甲部の舞妓ちゃん
「豆はな」ちゃんが応援販売に駆けつけてくださり
大盛況でございました。

ひとりでも多くの方に
オイルと石けんを知っていただけるとてもいい機会でもあり
まり菊の商品をご愛顧いただいているお客様とお会いできる貴重なひととき。

たくさんのあたたかいお言葉に
改めて気を引き締める想いでございます。

初心を忘れることなく、今後とも
みなさまに自信を持ってお届けすることができる
商品開発を行っていきたいと思っております。

最後になりましたが、
4月30日~5月4日には
阪急東京有楽町店の「京都展」に出店いたします。
お近くの方は、是非この機会にお立ち寄りくださいませ。
スタッフ一同、お待ちしております。
いつもありがとうございます。



                      秘書 涼子  


2008年04月08日

まり菊とは①



いらせられませ。
秘書でございます。

先週、簡単に説明させていただきました
まり菊本店の営業形態について
今回はもう少し詳しいお話をさせていただきます。

祇園の街が夕闇に染まりはじめるころ、
まり菊本店の暖簾は「かつ村」のものへと代わります。
現在はバーとして営業いたしております
「かつ村」の前身は祇園甲部のお茶屋でした。



「お茶屋」といえば――。
紹介者がいないとお店に入ることができない
“一見さんお断り”の暗黙の了解で知られます。
この言葉から、敷居が高いイメージが強いですが、
これはとても理にかなったスタイルでもあります。

花街では、当日に料金を支払うことがありません。
お茶屋遊びにおいて、料理代や花代(芸舞妓に支払う代金)は
すべて女将が立て替える「ツケ払い」が原則です。
それゆえ、身元のはっきりしない人は信頼に欠けるため
一見さんはお断りする風習となっているのです。

また、初めてのお客様で紹介者がいない場合、
その方の好みが分からず、満足していただける
おもてなしができないから、というのも理由のひとつ。
きめ細やかな心配りとサービスを自負する
花街に身を置く者たちらしい考え方だと思います。

そのスタイルをいまなお受け継ぐ「かつ村」でも
残念ながら、一見さんはお断りさせていただいております。
ただ、まり菊本店のサロンを訪れてくださった方は
「一見さん」ではありませんから
「かつ村」にて久子ママと社長に会うことも可能です。
今日の今夜、というわけにはまいりませんが
素敵な「縁」をつなげることを心待ちにしております。


                      秘書 涼子  


2008年04月01日

ごあいさつ



はじめまして。

今回よりはじまりました社長ブログ、
「まり菊社長と秘書涼子」を担当させていただくことになりました
まり菊社長・坪井一剛の秘書でございます。

まり菊をご存知の方も、そうでない方にも
楽しんでいただけますよう
社長や久子ママ(元真理菊さん)はもちろん、祇園に住まう人々の
日常が垣間見られる記事をアップしていきたいと思っております。

簡単にまり菊のご説明させていただきます。
まり菊本店は11時~18時まで、化粧品販売とハンドトリートメントのサロンとして営業し、
20時~はいちげんさんお断りのお茶屋さんのホームバー「かつ村」となります。
そのバーの店主が久子ママでございます。
久子ママと社長は伯母と甥の関係であり、
久子ママは当代女将としてお店を切り盛りされておられます。

今後、社長とともに当ブログにも登場することになりますので
どうぞお見知りおきのほど、宜しくお願いいたします。



さて、本日は、奇しくも4月1日。

入学式や入社式が行われる日ですね。

まり菊本店があります辰巳新橋を含む
祇園甲部の舞妓さん、芸子さんの「始業式」は、1月7日に行われます。

稲穂のかんざしに正装姿の芸子さん、舞妓さんが集まり、
前年の売上成績がよかったお茶屋さんや
芸子さん、舞妓さんが表彰され、舞が披露されるそうです。

では、祇園での4月1日といえば――。
『都をどり』の幕開けです。
明治5年に開催された京都博覧会の余興をはじまりとし、
井上流一本で雅な舞が披露されます。
まさしく、京都の春の風物詩のひとつですね。

長年、この舞台に立ってこられた久子ママ。

「えろう大変どしたえ」とおっしゃる通り、
ハードなお稽古を重ねてこその優美な舞。
皆様も一度、足をお運びになってはいかがでしょう。

チケットは祇園甲部歌舞練場にて好評発売中でございます。
1日4回公演にて行われております。
今年は源氏物語千年紀として、例年にない盛り上がりを見せております。

本店前、新橋通の桜も満開に近くなりました。
お近くにお越しの際にはぜひ「祇をんまり菊本店」にもお立ち寄りくださいませ。



                                        秘書 涼子