2008年11月18日

お火焚き祭

お火焚き祭

11月になると、
京都の多くの神社で
「お火焚き祭」が行われます。
冬の到来を告げる行事で
秋の豊作への感謝も込められた古来からの儀式。
「冬祭り」とも呼ばれます。

参拝者が名前を記したヘギや串を社前にて焚き上げ、
家内安全・無病息災・商売繁盛を祈願するお祭です。
例えば……
全国有数のスケールを誇る伏見稲荷大社では
数10万本もの火焚串が焚き上げられ、
城南宮では「浦安の舞」が奉納され、
広隆寺では本尊聖徳太子像や秘仏薬師如来像が開帳。
平岡八幡宮では、御神酒や饅頭などが配られます。

花街でも、歌舞練場前や神社などで
お火焚きを行うところがあります。
お茶屋、芸舞妓などの関係者が
願いごとを書いた護摩木を焚き
諸願成就を祈るのです。
残念ながら、祇園甲部では行われませんが、
宮川町、上七軒、先斗町、祇園東で
見ることができるようです。

お火焚きの最後にくべるお供えの蜜柑を食べると
風邪を引かない、風邪が治るとも云われています。

今でも、
火を扱う古い商家……
例えば、染物屋や造り酒屋、お風呂屋などでは、
霜月のそれぞれ決まった日に、
お釜やはしりもと(台所)を清め、
竃の上にお不動さん(不動尊)の祭壇を拵え、
お供え物をし、お火焚きをするのだとか。

家族や店の働き手、各自の願いごとを記した護摩木を
祭壇前に井桁に組み上げて
「日にち、おかげをこうむりまして、
おおきにありがとうさんです」と、
火を点けた家長が手を叩き、お礼を唱えます。
護摩木が火の粉を散らしながら勢いよく燃え上がる様は
さぞかし神秘的でもあり、暖かな風景だったことでしょう。

皆様なら、どんな願いごとをされますか?


                   秘書 涼子


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